プロとアマの違い    ~これからの京すずめ~

 土居好江

 随分以前に有名な染師から「プロとアマの違いがわかりますか」と尋ねられました。「プロは千、万と数多く作品をつくっても、すべて同じ品質のものを作れる。アマは、品質にバラつきがある」と。たしかにプロの仕事はすごいと感じています。

 周りからご覧になれば、京すずめは大胆に企画して行動しているように見られますが、実は私は石橋をたたいても渡らない程、慎重なタイプです。完璧という枠の中に閉じ込めるタイプです。その枠を外そうと、コロナ禍の3年間、私はZOOMでの講座を受講しまくり、書籍も買い続けて充電しました。買いすぎて、まだ、読めていない状況ですが、ピンチをチャンスに変える為に、今までの調査研究から殻を破って、新天地が必要と思っていたからでした。

 いままでは、歴史、文化関連の調査研究を中心にしていましたが、昨年末から、京すずめの発信の突破口になるよう、ビジネス分野の勉強も始めました。歴史、文化を深めるために、海外の公文書からの切り口や、幕末にペリーが日本に来るときに学んだと言われている海外の書籍も読みました。

 視野が広がり、さらに、先週、世界一のマーケティングコンサルタントのセミナ―を5時間、ZOOMで受講した時、一瞬で人生が大きくジャンプするほどの、インパクトを受けました。更に火曜日に世界的権威の方のセミナーをZOOMで受講しました。通訳を通してですが、ビジネスのセミナーというより人生セミナーでした。

 日本では初めてのセミナーでしたが、私は以前から、数回この方のセミナーに参加していて、衝撃を受けていました。世界一という実績から、発想の視点や予想もしない大胆で多重的で広く高く、人間力を感じるセミナーでした。特に受講生に対して、最大の愛情を降り注いて下さっているのが痛いほど感じました。サプライズも沢山あり、感動の連続でした。

 その中でも「言葉を変えると人生が変わる」というフレーズは、卓越した戦略を実施する時にも有効であり、毎日、毎日少しづつ行動に移すことで、無限の資産を圧倒的に活用できると教示頂きました。振り返れば約6年間ぐらい、毎週、それぞれの分野において、日本の第一人者からセミナーを受けていた時期があり、その時の刺激的な発想を取り込んでいった感覚が戻って参りました。

 人間幾つになっても、挑戦しつづけることが成長の限界を突破することであり、突破し続けることで、爆発的な成長ができると確信しています。京すずめを立ち上げて23年目に入りました。私のアイディアと時間を注ぎ込んできた活動でした。

 更に創立の原点を確認して、より楽しい、より深い京都の文化、歴史、魅力を発信できるよう、取り組んで参ります。

 京すずめに関わるすべての方々が、人生の最高の時間を過ごせるように、再構築して、更なる工夫と仕組みを練りあげ、京すずめが京都の発信の唯一無二の存在となれるよう、京すずめチームを挙げて全力で取り組んで参ります。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

以上

 

 

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