『京都名水物語 』講座

京都の名水を活かして作り上げた京名産や名所を探る
主催:遊悠舎京すずめ
(京すずめ京都通認定評価対象講座)

第1回 京都の自然の力を引き台した匠の智恵

京都の自然の力を引き台した匠の智恵
講座概要
株式会社本田味噌本店は天保元年(1830年)創業で、味噌を禁裏御所御用達として宮中に納めておられましたが、明治から一般にも販売されるようになりました。今回は本田社長から禁裏御所御用達の時代から伝えられてきた麹の熟成の温度管理をはじめとする口伝、名水と寒仕込み土用越しの味噌づくり、更に四季折々のエネルギーを生かした歴史と文化についてお話を賜ります。
講師:株式会社本田味噌本店 代表取締役社長 本田茂俊氏
日時
2010年8月1日(日)午前10時30 分~正午
場所
あぶり餅 一和 いちわ(今宮神社参道)

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第2回 仕込みの名水と京名産、京の商人道

仕込みの名水と京名産、京の商人道
講座概要
安土桃山時代から麩は天皇家や寺院で食され、江戸時代中期には懐石料理や精進料理に欠かせないものとして京名産でありました。麩は京の名水なくしては誕生しませんでした。京名産誕生にまつわるお話と、石田梅岩先生の商人道を受け継ぐ京の商いについてお話を賜ります。元禄2年(1689)創業の半兵衛麩様の歴史と、歴代のご当主が水を大切に守り、飢饉の折、手掘りで掘った貴重な井戸も拝見します。
講師:(株)半兵衛麩 代表取締役会長 第11代玉置半兵衛氏
日時
2010年10月31日(日) 午後2時~5時
場所
半兵衛麩本店

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第3回 〜鴨川の仕込水復活のドラマ〜

〜鴨川の仕込水復活のドラマ〜
講座概要
江戸時代の出町柳付近の鴨川の水は、樽に入れて大坂へ運び名水として販売されました。室町時代は洛中に約350軒の酒蔵がありましたが、現在、洛中には2軒(松井酒造・享保11年創業、佐々木酒造・明治26年創業)の酒蔵しか現存していません。この鴨川の伏流水の仕込み水を酒蔵で使う松井酒造が、33年前に伏見に移転したものの、昨年、奇跡的に洛中に復活しました。最新の設備で太陽光パネルを用い、真夏に日本酒を仕込むという奇想天外なことも可能になりました。復活にいたる想いと仕込み水や松井酒造の歴史や、酒造りへのこだわりなどについてお話を賜ります。
講師:松井成樹氏(松井酒造株式会社専務取締役 SSI認定利酒師)
日時
2010年12月12日(日) 午後1時30分~4時
場所
松井酒造株式会社 左京区川端一条東入ル

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