新茶のシーズン 1  人類が最初に出会った薬草=茶

 土居好江

京都おぶぶ茶苑での茶葉刈り取りの様子


おぶぶ茶苑茶畑

   2023年3月28日、宇治茶の一番萌芽宣言が過去最速の早さで京都府茶業研究所から出されました。今年は3月が暖かい日が続いたからでしょうか。日本人が古くから愛飲している日本茶は、毎日飲む飲料水として日本食には日本茶がとても良く合います。

    私はおぶぶ茶苑https://www.obubu.com/   の一坪茶畑オーナーで一日50円で和束町に自分だけの茶畑を一坪所有することができ、シーズン毎に茶畑で取れた厳選されたお茶が届きます。年に4回の楽しみが、もう20年近く続いています。国内の一坪オーナーさんは420人、国外のオーナーさんは200人登録されて、日本茶を楽しんでおられます。

    特に京都では、京番茶や、青ほうじ茶など、京都でしか味わえないものもあります。京都の薄味に馴染む茶として、工夫をした茶もあります。食事の時、煎茶がでてきて、食事中は、ほうじ茶を出すところもあり、食事の後に抹茶を頂くことも多くあります。

   人類が最初に出会った薬草が茶であると中国の古文献にあります。茶の効能は古くから伝えられています。日本でも解毒に効くものとして、日本茶があげられています。

   茶はもともと中国では、茶葉で食していたようですが、火の発見で煮炊きの野菜のように用いられて、煎汁(せんじゅう)を飲む方法に落ち着いたようです。

   近年発見された京都府長岡京市の羽釜、火舎は桓武天皇時代の喫茶を裏付け、しかも奈良時代から、その習慣があったと指摘されています。嵯峨天皇時代には、更に茶に関する文献が遺されています。

   栄西上人は日本初の茶書『喫茶養生記』を記し鎌倉幕府三代将軍の源実朝が二日酔いの折、「茶は養生の仙薬」と進めて、たちまち効果が表れ茶を配下の武将にも進めたというエピソードが残っています。

   その栄西上人と明恵(みょうえ)上人が知り合い、栄西が明恵に茶の種を贈り、その種を高山寺の谷間に撒き茶樹を育て栂ノ尾茶が生まれ、日本一の茶産地として「本茶」と呼ばれました。更に栂ノ尾から宇治に産地を移し、農民に茶の種の植え方を教えたそうです。馬に乗って畑に入り蹄(ひづめ)跡に種を撒くように指導しました。想像するだけで、絵が浮かびますね。
以上

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