新型コロナウイルスは空気感染の可能性も ?!
7月6日、WHO(世界保健機構)は、ニューヨークタイムズに掲載された記事「新型コロナウイルスは空気感染する可能性もある。ウイルスは2メートルをはるかに超えて移動している」という科学者・数239名の要請を精査していると、ロイター通信が伝えました。まだまだ未知のウイルスであることがわかります。また中国内モンゴルでペストが発生したというニュースも伝えられました。豚インフルエンザにデング熱と発生しています。世界中で起こっている洪水、疫病、経済破綻等、次々と難問題が突き付けられています。
新型コロナウイルスは飛沫感染だけでなく、ウイルスが空気中に浮遊して、空調等によって複数のテーブルに運ばれた事例も報告されていて、換気が必要です。
3月15日の京すずめのBlogでも発信しましたように、COVID19のウイルスのサイズは100nm(ナノメータ)です。このサイズの微粒子は、30センチ立方体の中に30万個浮遊しています。自重で落下することはありません。エアー流れに乗って、壁、窓、床、テーブル等の物体に当たると付着し、地球上のすべての物に付着しています。手等の接触による物理力が働くことによって人に移動します。マスクの効果として、感染者は手を口に直接触れさせない効果と、保菌者は非保菌者に飛沫感染を軽減する役目があります。我々の感染防止策は手で何かを掴む、触る、操作したら、頻繁に手を洗うことです。帰宅時には手洗い、うがい、出来れば鼻からのうがいと洗顔を行うことです。アップフロー空気が上方向に流れている空間(建屋・電車)はCOVID19の浮遊時間が長く続き、感染率が高くなります。不特定多数の人々が介在する構造物内は感染の確立が高く、建屋には建造物の床から0.86mまでの空間に微粒子が浮遊している量が多い実験データがあります。床から0.86m以下の低い高さでのテーブルでの打ち合わせとか、食事は避けることが無難だと思います。病院の構造、電車の構造についても京すずめのHPで提案しています。微粒子について理解した上での対応を望みます。
飲食店に未だ客足が戻らない中、食事、接触、お手洗いの3つがキーワードという研究もあり、家食が主流になっています。筆者はNHK文化センターの講座を17年ほど担当しておりますが、飲食店内の飲食の厳しさを痛感しています。「京都食物語」と言う講座も3月から7月まで休講としました。フィールドワークでの講座で食の現場をお尋ねするのですが、神経質になるぐらい1メートル以上の間隔をあけて座りますが、なかなか難しい取り組みです。
アメリカのJPモルガン・チェース&Coのエコノミスト、ジェシー・エドガートン氏は、クレジットカードとデビットカード保有者3,000万人の利用動向とジョンズ・ホプキンス大学の感染トラッカーのデータを分析した結果、飲食店内のカード支払いよりもスーパーマーケットでの支払いをした地域が多いほど、3週間後の感染が少ないというデータを発表しました。
7月6日、アメリカのマイアミでは飲食店の店内飲食禁止令、ジムの閉鎖を命じました。6日の新規感染者数1万1000人とフロリダの感染拡大に伴うものですが、日本でも注意していきたいと思います。未知のウイルスで解明されないことが多いので、くれぐれもご用心ください。
疫病、地震、噴火、豪雨、洪水等々、疫病とセットで天変地異が起こる可能性も多く、天変地異はライフラインが全部止まる可能性もあり、水や食料の備蓄を各自で行い備えていきたいと思います。また現金を手元に置いておく方が安心です。ATMは停電すれば使えなくなります。
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