新型コロナウイルスの感染拡大で

人類が初めて直面している未知のウイルス・新型コロナウイルスの報道で、世間が騒がしくなっています。WHOが緊急事態を宣言し、在宅勤務や小中高学校の一斉休校が始まりました。
人類の歴史を見ると古代ローマから明治まで感染症の対応は隔離しかなく、各人の免疫にゆだねられていました。
今、直面している新型コロナウイルスも感染者が無症状でも、他人に感染させるという新しいタイプで、予想ができないために対応が難しく、今後も自粛が続いていくことでしょう。
1665年、ペストが流行ったイギリスで、アイザック・ニュートンは22才の時、大学が休校になり故郷のウールスソープに帰ります。そこで、研究結果などを整理し、思索にふけり微分法を発見し、万有引力を発見します。天才の発想はすごいものです。
作り話の可能性もありますが、ニュートンはリンゴの落ちるのを見て引力があることを発見したと言われています。これは、先人の研究成果をもとに更に積み上げた成果であり、ひらめきがあったからです。私どもも、こういう時こそ、創立以来の20年の研究を
整理をしたり思索を深めたいと思います。

ロイター通信によると、人口の多いニューヨーク、ロサンゼルス両市の周辺でも新たに感染が確認され、3月4日、ロサンゼルス郡は非常事態を宣言しました。ニューヨークでもニューヨーク州の州立大学と同市立大学から日本や中国、イタリア、イラン、韓国などに留学している約300人の学生を帰国させると発表しました。チャーター機を派遣し、学生は帰国後14日間隔離されるそうです。
筆者のパソコンメールには、毎日3回「新型コロナ感染世界マップ」が日本経済新聞の電子版が送られて参ります。ロイター通信社からは世界ニュースが日々送られてきて、世界は繋がっているとコロナウイルスのニュースから痛感しています。一瞬で社会の一部インフラが急変することの怖さを体験した1ヶ月間でした。今までに経験したことのない時代に突入しそうです。
以上

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