大丸京都店8階ファミリー食堂が2月末日で営業を終了します

 

 

お昼前からチケットを買う為の行列 

            土居好江

 

感謝記念の大人のお子様ランチメニュー

  大正時代から今日まで親しまれてきた大丸京都店の8階ファミリー食堂が、2月末日で営業を終了します。さっそく、ランチにお伺いしたところ、食券を買う人で長打の列でした。ここで約15分、しかも食堂に入る前に入城制限で約10分待ち、お椅子に座ってランチにありつけるのに合計40分かかりました。

 中には、大きなカメラを持参して写真撮影をしている熟年層、懐かしむ方々で溢れています。時代が変わり、関西のデパートのファミリー食堂は、この大丸京都店の閉鎖で、皆無になります。

 子どもの頃から親しんだお子様ランチを頂きました。洋食屋さんなら、今でもお子様ランチはありますが、デパートで頂くお子様ランチにはいろいろな思い出があります。家族で出かけて、いつもお子様ランチを頂いていたこと、洋食屋さんでは何時でもお子様ランチを頂いていました。

 京都では「大丸さん」とさん付けで呼ばれるデパートは大丸だけです。江戸時代享保2年(1717)に伏見で大呉服屋の文字屋として創業して以来、京都で親しまれてきました。客用食堂としてオープンした大正元年(1912)から約110年、ファミリー食堂が営業終了となるのは、寂しい気持ちになりますが、時代はどんどん進み今後は更に専門店化されていくのでしょう。

 お子様ランチに代わって、現在はハンバーガーやラーメン、ドーナツがお子様に人気があるのでしょうか。時代が変わっても、栄養バランスの取れた食事をしたいものです。
以上

 

 

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