道
土居好江
アマン京都の敷地内の道 2020年8月5日撮影 |
嵯峨鳥居本平野屋前の道 2024年6月8日撮影 |
祇園いづ重の玄関から 2024年7月23日撮影 |
アマン京都 https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto
嵯峨鳥居本平野屋 https://ayuchaya-hiranoya.com/
京都には路地もあり、大きな道路もあるが、この3つは私の好きな道でもあります。道と言えば東山魁夷画伯の有名な道の絵があります。一本道の心が穏やかになる道です。1950年に青森県八戸市の種差海岸(たねさしかいがん)が取材地ということで、一躍有名になった海岸に行きたいと思いつつ、未だにお尋ねできていません。
娘がまだ幼稚園の頃に東山魁夷画伯の展覧会へ行き、娘が、その絵から離れなかったことを思い出します。こころが和み、温かい気持ちにさせてくれる絵画は、幼子にもわかるのですね。
アマン京都の道は、以前の土地所有者が石を集め、整備されたとお聞きしています。その整備された敷地は、所有者だった方の想いを受け継ぎ、現在も静寂な雰囲気が漂っています。世界の富裕層が集まるホテルの空気感が素晴らしくて道を歩きたくなります。
嵯峨鳥居本の鮎茶屋平野屋さんの前の道は四季折々の京都の美を楽しめる道です。四季折々の京都の美を満喫できるロケーションです。空気が市内の中心部とは異なり澄んでいます。空気が美味しいと感じるのは私だけでしょうか。
祇園石段下にある京寿司・いづ重は、通りに面した門から玄関に敷かれているタイルがうぐいす張りになっていて、歩くとキュキュと音がします。旧店舗は通りに面していましたが、リニューアル工事で、通路を造られて短いアプローチですが、風情があります。
うぐいす張りの床は二条城の二の丸御殿や知恩院の廊下が有名ですが、タイルのうぐいす張りは、おそらく、いづ重さんの玄関アプローチだけだと思います。うぐいす張りの現代版ということでしょうか。
そのアプローチには、湧き出でた井戸水を、誰もが汲めるように設計してあり、都会の中にあるオアシスのよう感じます。
以上