日本のスーパーフード・大徳寺納豆と納豆


大徳寺納豆

北海道黒豆の納豆

土居好江

 私は毎夕食に北海道の黒豆納豆を、食しています。私の母が納豆が苦手だった為に、独身時代に納豆を食したことは、ありませんでした。結婚してから食するようになりました。

 納豆は血液サラサラになる作用や免疫力を上げる作用があり、整腸作用、解毒、抗菌作用があるので、夕食が効果的ということで夕食に食しています。

 それと同じ納豆という名前ですが、全く異なる大徳寺納豆も、ほぼ毎日頂いています。大徳寺納豆は、納豆と呼びますが、納豆菌ではなく 麹菌を使用して発酵させ、乾燥の後に熟成させたものです。私も娘も日常的に戴いています。娘の友人のアメリカ人は、ほぼ毎日、頂いているとのことです。便秘が治ったと、お気に入りです。塩気のあるものなので、甘納豆とは全く別物です。

 以前に中国からビジネスで京都に来られた中国の方に大徳寺納豆を差し上げましたら、中国にも同じようなものがあると申されました。

 室町時代以後、大徳寺納豆を納豆(納豆菌を用いたもの)と区別するため、「久喜」や「寺納豆」などと呼ばれるようになったそうですが、何故、納豆の名称がついたのか、寺院の納所(なっしょ)で作られたので、納豆とよんでいたようです、

 この大徳寺納豆は一休宗純が伝えたもので、中国に渡航した僧が伝来したために日本に伝来した当初は、「豉(し)」または「豆鼓(とうち)」と呼ばれていたようです。

 大徳寺一久http://www.daitokuji-ikkyu.jp/大徳寺納豆はペニシリンの数十倍の効果があるとの分析結果もあり、殺菌力があるので、弱った胃腸や身体には、とても効果があるようです。麹の酵素がミネラルの吸収を妨げる大豆成分のフェチン酸を分解して、効率良く栄養を吸収するようです。

 大陸から伝わった大徳寺納豆には、日本人の智恵が詰まっています。室町時代から続く、大徳寺納豆は、現代的に申せば、サプリメントに匹敵するのかもしれません。大豆と大麦、塩だけで作られる大徳寺納豆を食事の調味料としても味噌汁に入れたりして使っています。きざんでオリーブオイルと混ぜてアンチョビのように使ったりされる方もおられます。

 550年間日本人が食してきた大徳寺納豆が、様々な料理に応用されると、今までになかった味わいのある料理が、できるのではないでしょうか。もちろん、お茶やお酒の、ご飯のお伴に適していますが、皆様もお試しくださいませ。

以上

 

Pocket