二条城の被爆アオギリ
土居好江
被爆アオギリ二世の植樹と記念写真、現在のアオギリと記念写真
ブータン王国ワンチュク国王陛下下賜のイトスギと記念写真(会津高校生と)
その日は雨でした。2013年10月25日、二条城に被ばくアオギリを植樹させて頂いた日です。あれから9年たちました。何回もお伺いしている二条城ですが、久しぶりに足を運びました。
香雲亭のお茶室で着物の展示会にご招待されたのです。私が二条城にお伺いする時は、必ず確認するものがあります。 9年前に植樹させて頂いた被爆アオギリの成長の様子をみることです。もう一つは、ブータン王国のワンチュク国王陛下より、東日本大震災の国難克服の祈りのご聖木として、下賜された国樹のイトスギその後の成長の様子を見ることです。二つの記念植樹には福島県立会津高校の皆様と京都市、ブータン王国交流協会、京すずめのメンバーで植樹させて頂きました。
2011年の東日本大震災のお見舞いと激励の意味を込めて、国樹のイトスギを二条城に被災地から未来の使者である会津高校の皆様をお迎えして、記念植樹褪せて頂いたことを、今も昨日のように覚えております。
澄禅寺代十世の左藤慈光氏が「京都・ブータン王国交流協会の代表理事の要職にあり、また、被ばくアオギリ里子運動関西事務所代表でもありことから、実現しました。
ワンチュク国王からの下賜された国樹イトスギの植樹の記念式典には、メッセージを賜り、「京都は思い出の地であり、この地にイトスギが植樹されることが慶祝に存じます」を京都にも思いを寄せてくださいました。
海外からの訪日客をご案内する時は、必ず二条城を訪問させて頂きます。2年前、某国の大臣ご一家をご案内した時は、桜の頃と重なって、二の丸御殿の素晴らしさに感動され、熱心に見学されていました。また、歴史のある国の方々は、お城に対する感覚は日本人以上に文化的歴史的関心が高いと感じられます。
皆様も二条城をご訪問の折には、被ばくアオギリを是ともご覧ください。二条城を入って右に入った事務所横に植樹されています。イトスギは養生のため、一般客にはご覧頂けない場所にございます。
以上