京都の引力31 オーバーツーリズムの要因はオーバーコンセントレーション(過度な集中)Ⅱ ~ 清水寺、嵐山、伏見稲荷、分散観光は魅力発信力で効果的に~

2026年1月23日撮影
河原町通四条上 ドン・キホーテ
土居好江
2026年1月20日、金子恭之国土交通相は「2025年の訪日外国人客数がおよそ4270万人となる見通しだ」と、24年の約3687万人を上回る過去最多となると話しました。
2003年からインバウンド誘致が始まり、成長戦略として掲げて、2016年には2000万人台になり、2018年には3000万人台と増加してきました。2020年からのコロナ禍で落ち込んだものの2023年以降に急回復して、京都ではオーバーツーリズムが叫ばれて対策に追われています。
こういう状況の中で、京都ではインバウンドに特化したドン・キホーテの店舗がオープン予定です。営業時間も午前10時から、午前1時という海外向けの時間帯で、日本人の発想にはない「フルーツ串」の販売など話題が豊富です。
私はこの記事を拝読してからドン・キホーテを訪れました。多くのインバウンドの方々は訪日前からSNSでドン・キを知っておられるようで、「旅マエ戦略」でドンキの認知度は上がり続けているそうです。
世界的なアーティストで親日家のブルーノ・マーズさんとコラボレーションしたCMも国内外で大反響を呼び、世界中で認知されたそうです。旅の途中でドン・キホーテ、旅行後にドン・キホーテをSNSなどで知り合いに広めてもらう「旅アト戦略」も充実させた絶好調の戦略のように見えます。
2024年に「旅行する前」の認知度を上げることを重視し、SNSでのプロモーションに力を入れて、世界各地へドン・キホーテの魅力を発信しました。ドン・キホーテの運営会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の2025年6月期連結決算の売上高は、2兆2467億5800万円(前年同期比7.2%増)です。営業利益 1,622億円(前年比15.8%増)です。35期連続で増収増益を達成し、過去最高の記録となっています。長年の営業戦略が実っているのでしょう。
(次回へつづく)