印象深い京すずめ学校 「暮らし」そのものが文化である
30-Nov-18
京すずめ学校 京都土物語総集編 「土と心」での講座と懇親会から
京すずめ文化観光研究所のHPを立上げ、資料整理をしていて印象深かった今も忘れられない講座について、時が流れた今も思い出す講義に触れたいと思いました。京すずめを立ち上げて間もない2004年の京すずめ学校に、お出ましを賜った故河合駿雄先生(当時文化庁長官)の講座を紹介させていただきます。「暮らしそのものが文化である。その聖地は京都だ」と申されました。2004年「京都土物語総集編・土と心」のご講演はわかりやすく、質問も沢山お受け頂きました。「文化の定義は学者の数だけある」ということも申されていました。 河合先生は京すずめの活動をご覧頂き、面白いことをしているとノリノリで、お出まし頂いたのです。
大地の先住民(ネイティブアメリカン)は大地に立って疲れた時は大地座り、大きな木に腰をおろすので、大地と生きているのです。ギリシャ神話では母なる大地が揺れるので地震のことを、母揺れというそうです。新鮮な響きがあり、地震被害がまだ、直接的でなかった時でもありましたが、古代から地震を神秘的にとらえていることに新鮮な響きがありました。
講座終了後の懇親会で、京すずめの会員・栗塚旭さん主演の映画{二人日和}を5分に短縮したものをご覧頂き、後日、京都シネマにも足を運んでくださる約束をしてくださいました。また、その後、私が国交省の文化観光懇談会で文化観光事例を報告した折、その懇談会メンバー日本の識者10名の中に河合先生がおられて、終了着に今後の京すずめの活動に、種々アドバイスも賜りました。「京都への恋文」の審査委員長にお願いした折には「文化庁長官の間は民間の長にはなれない」と申され、退官されてから「京都への恋文」を実施することに致しました。残念ながら、その後逝去されて審査委員長ご就任が実現することはありませんでした。
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2018年11月30日
京すずめ文化観光研究所