秋を少しおすそ分け  嵐山の紅葉が酢押し始まった風景をお楽しみください

土居好江


2024年9月28日撮影渡月橋の上流

渡月橋の下流

 しぶりに嵐山へ参りました。土曜日ということで、海外からの観光客が多くて、渡月橋の上は撮影する方々で一杯です。英語で案内している人力車の車夫の方が流ちょうな英語で話しています

 海外では、こういう人力車は少ないのでしょうか。風情あるロケーションの中で、人力車のスピードは京都のスピードと合うのでしょう。気持ちもゆったりとします。日頃は電車や車で移動している方も、徒歩や人力車で移動すると時間の流れが緩やかになり、心も穏やかになるかもしれません。

 船を漕ぐ人の時間の流れも人力車と同じでしょうか。川の舟が動く様子は、見ていてもゆったりします。京のまちは歩くと良さが判るとも言います。海外からの視察団の方に、同じコースを歩いて頂いたことがあります。

 いつもは車で視察されていたそうです。同じものを視察しても感じ方が変わったとお聞きしたことを思い出しました。海外で有名な建築家の方でしたが、京都の江戸時代の醤油屋さんの建築で釘を一本も使っていないに工房に感嘆されていました。

 京都人にとっては当たり前が当たり前ではないのです。当たり前に思うことが、海外や他地域では驚きの内容が多くあることに、様々な地域の方と交流することで、痛感することが多くあります。

 嵐山の風景も、海外の方々からご覧にると、絵葉書のような夢の中にいるような気持ちになるのでしょうか。

以上

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