大雪・雪だるま・除雪

土居好江

 
雪ダルマ 
 江戸時代の『雪華図説』河藩主の土井利位が、
顕微鏡を使って(国立国会図書館蔵)

長谷川貞信作雪の金閣寺 幕末(国立国会図書館蔵)


烏丸通を雪を乗せた走る車

今出川通の凍った道路

北野天満宮付近の除雪

 京都で雪が降ると、必ずと言って良いほど、金閣寺の雪の写真が報道されます。大雪の降った1月24日、25日は道路が凍結して、26日の通勤途上で道路の凍結した氷をカナヅチで割って除雪している様子を拝見しながら、歩いておりました。お若い社員さんがビルの前の除雪に取り組んでおられて、嬉しくなりました。また、京都市交通局の職員らしき方々が市バス停留所の除雪をされています。道路の凍結でころぶ方が続出し、26日の午後でも、あちこちで除雪をしてくださっていました。

雪の結晶を描いた江戸時代の資料『雪華図説』には、雪の結晶が収められています。この本をきっかけに、雪の結晶を図案化した雪華模様の着物も流行したと言い伝えられています。

 ご近所の玄関先に可愛い雪ダルマがつくられていました。親子の共同作品だそうです。子どもの頃、雪が降ると雪ダルマをつくり遊んだものです。最近はあまり見かけませんね。お母さまが雪ダルマにボタンで目や口、目をつけえ完成しました。翌日の朝も雪が溶けずに残っていました。

 この大雪で、週に一回水曜日の朝に岐阜から届く石窯パンのドイツパンが、運送会社のトラック便が大雪で届かず、金曜日の朝にやっと届きました。亀岡からの通勤の方は嵯峨野線が不通になり、電車内に閉じ込められて車中泊になったと、身近なところで影響があり驚きました。 雪もほどほどに降ってほしいものです。

 以上

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