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土居好江

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遊悠舎京すずめに想うこと(薪く炭くKYOTO 吉田好宏様)

吉田好宏.jpg京すずめの活動は、京都に関わる様々な事象を私たちが普段いだいている日常常識という固定観念から解放するものであると同時に、私たちのまわりにある京都の中にある日常のすばらしさも教えてくれるのだと思います。
 それは、市場経済活動でつくりだされた安っぽい京都のイメージから私たちを解放し、本物の京都が何であるのかを示し、それを取り戻すための活動とも言えるのでしょう。
 京すずめの活動が京都人や本物を求める人たちに評価され、根強い多くのファンがいることがそのことを証明しています。
 さて、先日、若手の落語家の落語を聞かせていただいたのですが、京都はやりにくいところだと話を聞きました。確かに、京都というのは、おもしろいところで、大阪は、いろんなことを笑いに変えて昇華する笑いの文化の伝統をもっていて、何でも笑いにしてしまうようなところがありますが、京都人は簡単には笑いません。別にケチなわけではないのでしょうが、笑うところは、思わず間違ってしまったようなところなどで、なかなか落語家泣かせだというのです。これは、京都は、長い間、都がおかれていて、一流の人たちが集まっていたせいか、評価する、見極めるという文化が徹底していることと関わっているようです。その文化の中で、茶道、華道、焼き物など世界に冠たるすばらしい一流の文化が築かれてきました。
 京都人は、創造するということよりも、評価する、見極めるという特性で、文化を磨き上げ、日本をリードしてきたのでしょう。ただ、それは京都の強みであり、同時に弱みでもあります。そうした文化は、長い歴史の中で、どんどんと洗練、深化、細分化され、どんどん市民の手から離れ、簡単には、触れられないものになっていったようです。
 京すずめの活動は、そのような縦割りになって、少し市民から遠くなった京都の文化を横糸でつないで見せて、もう一度、市民に身近なものにしようという活動のように感じますが、当たっているでしょうか。
 私もそうした京すずめの活動に共感する者の一人として、できる限りお話をお伺いしたいと思っておりますし、厳しい目をもつ一京都人として、京すずめの活動を評価させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
 是非、これからも、京都の文化、そしてそこで生きている人間のすばらしさを教えていただけることを深く期待しています。

(2005年3月 瓦版掲載)

京の心を求めて(東京都 冨岡國明様)

DSC_0052.JPG京すずめ学校に東京から通学しています。昨年10月JALのツアー「土居好江がご案内する庭園から学ぶ京のこころ」へ参加したのがきっかけです。
 京都には50年前の修学旅行以来10数回訪れ、すっかり「見た」と思っておりました。しかし歳を取るにつれ京都に一遍ではない「何か」を求めていたところでした。
 そんな折、土居さんのレクチャー付きの散歩、更に講座で小川治平衛氏の「庭づくりの心」を聴き、求めていたのはこれだ!実際、京に暮らし、連綿と伝統を受け継いでいる人の生の声が聞きたかったのだと得心いたしました。
 以来、受講を重ね「京」の奥深さの一端に触れる度に、新鮮な驚きと興奮を覚え、益々もって参加が楽しみなこの頃です。京すずめ学校に感謝!

(京すずめ瓦版9号 2006年6月1日発行分)

京すずめをたずねて(首都大学東京 都市環境学科 教授 秋山哲男様)

土居さんの企画により京都2泊3日で23ヶ所を訪問したのは30年間でまったく初めての経験でした。私は京都にはすでに10回は行きましたが、今回の京都の旅は、京都ではない京都を見せていただきました。もし、土居さんの企画がなかったら、表面しか京都を知らないでいたかもしれません。
 最も印象に残ったのは、なんと言っても1日を過ごさせて頂いた嵐山の裕斎先生のところでした。先生が染物でプロを感じさせる染料で少し汚れていた手を見ながら、お酒を酌み交わし、居眠りをしながらお話を伺っていました。
 外の花を見ながらの心地よい夜でした。また、水禽窟のトイレや美味しい水、そして嵐山の落ち着いた風景などは、日常的に飛び回っている私には時間を止めて頂いたように思います。ここ10年まったく経験していなかった「立ち止まって考える」そんな時間が今回の京都では持てたように思います。
 もう一つは京すずめと土居さんのバイタリティ、特に「水」をモチーフとして京すずめ学校の企画は迫力があり、本当に「語れる人」に語ってもらう、土居さんの姿勢からは「妥協しない意味」を教えて頂きました。私も次に企画するときは土居さんを真似しようと思いました。
 2ヶ月たってもまだ京都のまち・人・体験・食事が懐かしく思います。ここ2週間講演依頼など幾つかきましたが、京都市からの依頼は真っ先に引き受けました。

(京すずめ瓦版9号 2006年6月1日発行分)