2019年6月14日は川端康成先生、ご生誕120周年 

6月14日は川端康成先生のお誕生日です。本年は生誕120年に当たります。川端康成先生と直接、お目にかかったことはないのですが、川端香男里先生から、いろいろなことをお伺いして、川端康成先生の京都への想いを学んで参りました。
ちょうど、京すずめ学校の2008年のカリキュラム「京都愛物語」オープニング講座で、「川端康成の愛した京都」をテーマとしました。「京都への恋文」公募事業のための講座でもあったわけです。第1回、第2回の「京都への恋文」の審査委員長として審査にも当たって頂きました。
川端香男里先生は、「京すずめの方がお考えになっている京都が、京都らしくあり続けるための運動は、日本の危機、開発の危機に対するきわめて敏感な対応だと思います。京都は日本が世界に誇る世界遺産ではありますが、アテネのパルテノン神殿のような文化遺産とは全く異なります。パルテノン神殿は現在の生活や暮らしとは全く関係ない、文化遺産として残ってはいますが、過去と現在が断絶しています。生活のにおいがほとんど残っていない。ところが、京都では暮らしや生活が残っているのです。
川端康成の小説 『古都』 は外国では 『Kyoto』のタイトルで多言語に訳されて、京都という都市のガイドブックのようにして読まれていますが、歴史がそのまま現在に生きている都市・京都への憧れの気持ちを誘うようであります。
「京都への恋文」 という試みは、現在に生き続ける古都への関心を高める上で、大きな成果を上げたように思います」 と述べてくださり、何回も鎌倉から京都にお越し頂きました。
京都の魅力を海外や全国の皆様から教えて頂き、求心力と発信力を高め、更なる京都の魅力や文化の深堀に繋げたいと存じます。
本年は、川端康成生誕120周年の年であり、川端康成先生も愛した京都への思いを恋文に託す「第3回京都への恋文」の公募を行っております。京都の企業様もご協力賜り、以下の企業様に足を運んでいただければ公募チラシを入手できます。HPにも詳細を揚げております。
皆様からのご応募をお待ちしております。
京都銀行様の全支店,  京福電鉄の駅舎,  京都国際マンガミュージアム
京都大学,  京都アスニ―,  神社,  お寺
海外のカフェ等にも英語のチラシをおいて頂き8月末日の締め切りまで、皆様からのご応募をお待ちしております。応募要項はこちらをご覧くださいませ。

https://kyosuzume.or.jp/kyoto-koibumi/part-3/

以上

 

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