緊急事態宣言発令 ウイルス感染防止に付いて

Wafer

長い脚のこたつ

緊急事態宣言が首都圏、中部圏、近畿圏と九州福岡県に発出されました。

京すずめのHPにも何度かウイルス関係、微粒子関係を取り上げさせていただきました。

微粒子に付いて、サイズは100nm(ナノメータ)不織布マスクの開口穴のサイズは、3,000nm(3μm)ですから、1cmの角砂糖を30cmの穴が開いた不織布で捕獲しようとしていることになります。マスクは実質的には手を顔に近づけない、3μm以上のサイズの飛沫をまき散らさない効果です。3密、ソーシャルディスタンス(水平距離)だけがクローズアップされていますが、床面から空気層に微粒子がどのように存在(浮遊)しているかの理解が必要だと思います。何階の床面であっても、床面からある高さまでは1ft3(30cmの立方体)中に30万個存在します。色んな微粒子が浮遊しています。勿論目視できません。微粒子をカウントする測定器で測定できます。半導体工場では上昇気流を発生させない、床はグレーティング(スノコ)構造になっていて下方向にエアーを流しています。微粒子は固形物に真空吸着しているように付着しています。手とかの物理力でないと取れません。40m/sのエアを吹き付けても離脱することはありません。

 微粒子のこの特徴を理解した上で、コロナの持ち込み、浮遊している状態になった場合、我々が避けるべきこと、守るべきことは、顔の床面からの高さが86㎝以上での生活を心がける。テーブルと椅子での生活を進めます。床こたつは長脚のこたつを使用する。Stay homeの掛け声によって、自宅にこもり、座敷こたつに籠っての生活は、誰かがウイルスを持ち込むか、ウイルスの付着した物を持ち込み、誰かの手で触ったものから感染して咳等によって飛沫からウイルスを浮遊させ、家族全員が感染してしまうことになります。特にこたつに足を入れての寝そべることは危険です。床面からの高さも感染防止には有効だと思います。韓国で増えだしたのは上昇気流を発生させウイルスを巻き上げる温突(オンドル)が原因の一つだと推察します。手で何かを掴む、持つ、接触した場合はこまめに手洗いをする。帰宅時にはうがい、洗顔、手洗いをする。壁、床、家具、インテリアに付着しているコロナは離脱することはありません。死滅するまで放置することです。微粒子を取り除く、微粒子を付着させない、微粒子のコントロールを装置開発の一部としていた開発者からの提案です。

 

以下今までに京すずめHPのBlogに掲載した内容に概要です。

100nm(ナノメータ:コロナのサイズ)の微粒子は各階の床面、地面から86cm高さの間に1ft3当たり30万個、1Lの空間に換算して約1万個が浮遊しています。自重では落下しません。0.11m/s以上の空気流れがあると流れに乗って移動します。浮遊して移動した微粒子は地球の全面、床の全面と固形物に付着しています。付着した微粒子は吸盤で付着した状態になり離脱することはありません。5日が経過すると死滅することも分かっています。半導体業界では100nm微粒子時代は床から86㎝以上の高さでWaferを暴露(開封)することが一般的でした。現在は更に微細になり処理装置内での暴露のみになっています。これらの対応は微粒子付着を抑制する技術です。微粒子の発生を抑える技術、付着した微粒子を取り除く技術が永遠のテーマとして取組まれています。Wafer(基板)を人に置き換えると対策が考えられると思います。

今までクラスター発生の共通点は、顔(口、鼻、目)の床面からの位置がどうだったかの調査項目があったのかどうか分かりませんが、ウイルスの人への侵入部位が口鼻目であることが事実であれば、調査項目に入っていると思いますがどうでしょうか。

屋形船、横浜港の客船、ホストクラブ、キャバクラ、家庭内感染の座敷こたつの映像、介護施設での感染者は床面から86cm以内に滞在したケースです。寒い季節になり北のエリアから感染者が増えているのは、家族が集う座敷こたつでの生活時間が増えた為、家族の誰かがウイルスを持ち込んだら全員が感染します。こたつに下半身を入れた状態で横たわることが最も危険な行動だと推察します。冬になり、韓国で再発生している要因の一つは、温突(おんどる)だと推察しています。温められた空気は密度が小さくなり上昇し、密度の大きい空気と入れ替わります。床面の微粒子が密集している空気は上昇気流(up flow)となって部屋中に微粒子が充満したことによると推察できます。この冬に関しては床、畳こたつでの滞在時間を最小限にして生活する工夫をすることを提案します。15分以上になる座敷での宴席、低姿勢になる飲食は避けるべきではないでしょうか。全ての物に微粒子は付着しています。何かを手で掴む、触った後は手を洗う。何かを触った手を口に近づけない。手を顔に近づけるロダンの考える人のポーズも暫くの間は避けるべきでしょう。マスクが感染者からの飛沫感染を軽減しているのと、手を口に近づけることを防ぐ効果を果たしています。

 

以上

Pocket