御礼 京都への恋文広場の集いを終えて

土居好江

入賞者と審査委員  参加者の集合写真
主催者挨拶 井上章一審査委員長のピアノ演奏とトーク

     昨年に公募した「京都への恋文」の表彰式はコロナ禍の為、延期をしておりました。表彰状や副賞はすでに、ご授賞者様にお送りしていましたのですが、表彰式に代わる恋文の集いを開催したいと思いつづけて参りました。お陰様で、ご入賞者様、京すずめ関係者様50名をお招きして、開催させて頂きました。

6月18日に、洛中の創建千年を超える因幡堂平等寺様のご配慮で、会場をお借り出来て、無事に開催できてホッとしております。心から感謝申し上げます。

 京都への恋文大賞の清谷冴子様は2才の双子と小学2年のママで子育ての大変な中、ご両親様と共に、駆け付けてくださいました。風景賞の鶴田恵江様は岡山からお嬢様とご一緒にお越し頂きました。ほのぼの賞の盛武虹色様は高校生、愛媛からご参加くださいました。

また、恋文公募で連続3回ご入賞、今回も風景賞、にんまり賞のダブル受賞の鈴木邦義様は神奈川から駆け付けてくださいました。有難うございます。

京すずめは創立から、まだ22年目でございますが、現地現場で奧深い京都の文化と心を雀の目線で学んで参りました。

その原動力は、京都が大好きだからです。そして「京の土地や文化、歴史に元気をもらい、雀の目線で時代を越えたUFOの目線で分析して参りました。生きるエネルギーを作り出す京都をもっと知って頂きたいという願いがあったからです。まさに京都の新天地が目の前に広がったように感じるのです。

思い返しますと、京都への恋文は2008年の京すずめ学校のカリキュラム「京都愛物語」の「川端康成の愛した京都」の講座からスタートしました。『古都』に感動して、『古都』を徹底的に分析しました。ここから映画「古都」も誕生しました。京都の魅力と文化、暮らし、歳時記が美しく描かれている康成先生に恩返しをしたいとも思いました。

「人は死んでも何も残せないが、自然はあるがままに遺る。この美しい日本の自然を遺し、守り、後世に、いかにして古都・京都を引き継いでいくことができるのか、これが川端康成の課題だった」と川端香男里先生から教えて頂きました。

「山の見えない町は京都ではない。山が見えない。山が見えない」と嘆かれた康成先生の想いは、京都人が365日、山を見て安心して暮らしている気持ちを代弁して下さっています。

自然と一体となって進化してきた町・京都が、今後もあたり前の京都であり続ける為に、恋文を通して発信しつづけ、私も毎週ブログをアップしております。

まだまだ恩返しの途中ではございますが、皆様とご一緒に京都の新天地を世界へ発信し、生きるエネルギーが降り注ぐ元気の源・京都にして参りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。

                               以上

Pocket